こんにちは、学部1年の丹野です。
今回私はスカルプトモデリングというモデリングの手法を紹介したいと思います。
最初に簡単に説明しておくと、スカルプトモデリングとは粘土をこねるようにしてモデルを作っていく手法です。どのような形状に向いているかというと人間やクリーチャーなどの有機的でディティールが必要なモデルに向いています。
ここで2つの画像を見ていただきます。
1枚目の画像はBlenderというソフトで作ったモデルです。Blenderは代表的な3DCGソフトの1つですがモデリングの手法は基本的にはポリゴンモデリングという手法で、この手法は頂点を繋いで面を作っていきモデルを作るというモデリング手法です。形が掴みやすいので無機物などが向いていますがディティールを詰めるには少し難しいと思います。
2枚目の画像はzbrushcoreというモデリングソフトで作ったモデルで、スカルプトモデリングで作っています。自分が下手くそなのであまり違いがわからないかもしれませんが1枚目の画像と比べると鱗などのディティールが彫られていることがわかると思います。1枚目の画像の制作時間が3時間くらいに対し、2枚目の画像は1時間くらいです。作業効率を見ても有機的な物を作るときはスカルプトモデリングをおすすめします。
スカルプトモデリングの注意点
スカルプトモデリングは手法上、ポリゴン数が多くなってしまいます。ポリゴン数が多いモデルは映画やゲームのキャラとして利用したい場合、ほぼほぼ動きません。よってリトポロジというポリゴン数を減らす作業が必要になってきます。スカルプトモデリングではこの作業を絶対に忘れてはいけません。
おすすめのスカルプトソフト
先ほども書いたのですがzbrushcoreというソフトがあります。このソフトはzbrushというソフトの簡易版でワコムのペンタブレット付きで約2万円で売っています。初めてスカルプトモデリングに触れるという方にはぴったりだと思います。そしてこのzbrushcoreからzbrushへのアップグレードもできるので、フェーズもちゃんと踏むことができます。zbrushcoreにはリトポロジの機能が無いので外部ソフトと連携して手動でリトポロジをしなければならないのですがzbrushには自動でリトポロジを行ってくれる機能があるのでとても魅力的です。他にも様々な便利機能があるので興味のある方は調べて見てください。
最後にまとめて終わりにしたいと思います。