Aizu-Progressive xr Lab blog

会津大学のVR部であるA-PxLの部員が持ち回りで投稿していくブログです。部員がそれぞれVRに関する出来事やVRにちなんだことについて学んだことを書いていきます。

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ここから始めるテクスチャ使用~ソフト解説(色塗り編)~

一年国分です。

さて、前回はテクスチャとマテリアルの違いについて説明しました。今回はSubstancePainterを使って簡単にテクスチャを作っていきましょう。

まず今回使うSubstancePainterですが、前線で活躍している超本格的なソフトです。最近でいうとGE3やCODBO4などに使用されています。ただ、今回はそんなにたいそうなものは作りません(著者が作れるわけもなく..... )なので今回は軽い色付けとディティールづくりをやっていこうと思います。

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今回使うモデル
まずUV展開したモデルを用意しましょう。そうしたらfbx形式に出力してSubstance Painterにインポートしていきましょう。
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インポートしたモデル
SubstancePainterでのテクスチャ作成をしていくうえで一番大切なことはブラックマスク(以下マスク)を使うということです。実際に見ていきましょう。
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赤色で全体を塗った。
Fill Layerというツールで全体を真っ赤に塗りました。ではここにもう一度黒色で上塗りしてからマスクをかけてみます。f:id:aizu-vr:20190114183552p:plain 画像にある通り上では黒色が見えているのにマスクをかけると上塗りされる前の赤色になっていますね。これは黒塗りの処理が消されたわけではなくここに黒色は残っています。黒色が見えなくなったのです。マスクをつけたFill Layerの色は見えなくなります。このマスクをはがしていくことで各部位の色分けをしていきます。
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マスクをはがした
部分的にはがした部分は本来見えるはずだった黒がちゃんと反映されています。

このように
1Fill Layerで色を塗る
2マスクをかける
3つけたい部分だけマスクをはがす。

の3ステップで色を塗っていきます。これはSubstancePainterを使っていくうえでの必須テクなので必ず使えるようにしていきましょう。

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全体を塗ってみた
画像のような光沢などの質感はマテリアルという事前に調整済みのペンキのようなものがあったり、パラメーターをいじるとメタリックな感じにできたりするのでいろいろいじってみてください。

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