Aizu-Progressive xr Lab blog

会津大学のVR部であるA-PxLの部員が持ち回りで投稿していくブログです。部員がそれぞれVRに関する出来事やVRにちなんだことについて学んだことを書いていきます。

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女の子になってリモート勉強会を行った感想

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始めに

こんにちは、なおしです。

コロナウイルスが今年の3月ごろから流行りだし、今現在も大学では部活動が制限されている状況が続いています。

そうなると、新入生向けの勉強会の開催が困難になりリモートで行うことになりました。

何か新入生を楽しませることが出来ないかと考えVTuberとなって勉強会を行いました。



これを行おうと決めたきっかけ

今年の3、4月ごろにこれらの記事を拝見しました。

www.moguravr.com

www.moguravr.com


これらの記事を拝見したときは私もやりたいとは思っていませんでした。

しかし新入生歓迎会が中止になったことでやらないといけないと考えなおしました。

例年であれば、大学の様々な部活がこれまでの部活動を紹介し新入生とコミュニケーションをとる機会がありました。

しかし、今年はclusterでのバーチャル開催となり例年より部活と新入生との距離があったのではないかと感じました。

そこで、新入生にA-PxLに興味を持ってもらうこととどんなことが出来るのかという指標を示すためにバ美肉して勉強会をすることに決めました。



作成したもの

以下の動画は会津大学で開催された「コロナウイルスにITで立ち向かおう」ハッカソンに提出した動画です。 こちらの動画は開発途中のものとなります。

https://www.youtube.com/watch?v=D7PUiIpVvzQ


Kawaii-Jyuku 会津大学筋肉増強課


VR空間上にスライドを表示して指し棒を使って説明するようにしました。

また、新入生が書いたプログラムを確認する必要があったのでPC画面をVR空間上に表示しました。



実際に行ってみて

個人的な感想

私自身の感想としては身振り手振りを使って会話ができるのでとても楽しかったです。

ただし、どうしようもない問題がありました。

  • 勉強会中はずっと立ちっぱなし(約3時間)
  • 飲食できない
  • HMDをずっとつけなければいけない

1,2つは頑張れば大丈夫でしたが、何度か気分を悪くしたことはありました。

そこだけは慣れが必要かもしれません。



アンケートで頂いた感想

勉強会終了後アンケートを取りました。 また、新入生だけでなく同席した先輩もアンケートに回答して頂きました。

アンケートで集めた回答は以下の通りです。

  1. 勉強会をVTuberで行って良かったか
  2. 勉強会の内容は良かったか
  3. 資料、サンプルが役に立ったか
  4. 演習の難易度は難しかったか
  5. 勉強会の雰囲気は良かったか
  6. 普通の授業と比べて良かったか、悪かったか等の感想


ここでは、1、2、5、6番の回答についてまとめたいと思います。



勉強会をVTuberで行って良かったか

「勉強会をVTuberで行って良かったか」では悪い回答はなく良かったと回答して頂けました。

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勉強会の内容は良かったか

こちらはすべての回答でとても良かったを頂きました。


勉強会の雰囲気は良かったか

こちらは「とても良かった」と「良かった」の回答が半々となりました。勉強会自体でどこかしらの改善点があったかもしれません。

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普通の授業と比べて良かったか、悪かったか等の感想

全体的な感想として楽しくできたこととコミュニケーションがしやすかったことが挙げられておりました。

アンケートの回答では悪かった点はなかったです。



バーチャルで勉強会をしての利点と欠点

アンケートと私自身が感じたことを総括すると

  • 新入生と先輩とのコミュニケーションの敷居が下がる
  • バーチャルで行うことで面白みがある

と感じました。ただ個人的な感想ではありますが、授業がわかりやすくなる、内容の理解がしやすくなる等に大きく影響を与えることはないと考えます。

新入生にとってわかりやすいものにするためには資料や説明、解説の仕方によるものであり、それはバーチャルでやろうと対面で授業しようと変わらない部分だと思います。ただし、バーチャルで行うことで画面の変化が増えて勉強会に飽きにくくなるのではないかと感じました。



欠点としてあげられることはこの2つがあると感じました。

  • 資料の準備に加えシステムの調整などの手間が増える
  • 勉強会中に機材のトラブル等でストップすることがある

前者については資料の作成はもちろん、そしてシステム自体に致命的なバグがないか、勉強会が進行できなくなるバグがないかを確認しなくてはいけないのでかなり準備が必要だと感じました。

後者についてはリモートで行う以上起こりうる問題ではありますが、VR機材の接続不良などでさらに勉強会が止まったりすることが何度か起こりました。


まとめ

バ美肉で勉強会をするのは予想以上に大変でした。しかし、それによって対面での授業が出来ない環境でも楽しく勉強会を行うことが出来たかと思います。

これからはリモートでの発表や別の勉強会等でバ美肉をするかもしれませんので引き続き改良をしていこうかと思います。


また、このバ美肉についてはnoteや個人のブログにまとめておりますので拝見して頂くと幸いです。

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