Aizu-Progressive xr Lab blog

会津大学のVR部であるA-PxLの部員が持ち回りで投稿していくブログです。部員がそれぞれVRに関する出来事やVRにちなんだことについて学んだことを書いていきます。

連絡はサークルTwitterのDMへお願いします。
「面白法人カヤックVR分室」としても活動しています。詳細はこちら

ここから始めるテクスチャ使用~テクスチャとマテリアルの違いについて~

皆さん、テクスチャつかってますか?

どうも、学部1年国分です。いきなりなにを言い出すのかと、そうお思いの方が大半でしょう。
私も書き出しがわからなかったのでこうなってしまったのです、許してください。

はい。皆さんテクスチャ使ってますか?
「この人なんでこんなにテクスチャ推してくるんだろう.....マテリアルで十分じゃない??」
分かります。自分も前はそう思ってました。しかしいつまでもマテリアルに頼っているわけにはいかんのです。
まずマテリアルとテクスチャを使い分けることの意味は何なんでしょうか。よくテクスチャを使っている人のモデルなどを見ると細部まで作りこまれていてすごくリアルなモデルに仕上がっている印象がありますよね。クオリティを上げるために使うのがテクスチャなのか。それもありますが、これだけならマテリアルでも頑張れば出来そうです。ではテクスチャを使うことの真の利点....それは処理の軽減です。

マテリアルとテクスチャの違いの一つとして、一つの色に対しての情報量の違いがあります。マテリアルには色の情報のほかにシェーダーの指定というものがあります。光源の位置によって色がどのように見えるかという処理を色に含んでいるのです。勝手に光源によっての処理をしてくれるので、一見この処理は便利に感じるかもしれません。しかしこれで細かいディティールを付けていくとしましょう。部位によってマテリアルをたくさん付けていくわけですがそのモデルを動かすとき、それについているマテリアルすべての計算処理が同時に行われるわけです。そういうモデルがゲーム上でたくさん存在するとしたら、当然滅茶苦茶重くなってしまいますね。多少のマテリアル使用ならともかくすべてをそれだけで補っていくのには無理があるのです。

そこで登場するのがテクスチャです。テクスチャとは、モデルに張り付ける画像です。マテリアルのようにリアルタイムでの処理ではなく画像で事前に疑似的に様々な処理を表現することができます。またマテリアルのように貼っていくのではなく一気に全体のディティール付けができるので楽に色付けの作業ができます。マテリアルで逐一色を付けていくよりもテクスチャソフトを使用していく方がいいですよね。

今回はテクスチャソフトを使う利点を説明してきました。次からは実際にSubstance Painterというソフトを使って簡単に使い方を説明していきます!

会津大学VR部の部員が持ち回りで投稿していくブログです。特にテーマに縛りを設けずに書いていきます!